あっという間に人は死ぬからー資産形成術

人気YouTuber統計学のお姉さんサトマイさんこと佐藤舞さんが「あっという間に人は死ぬから」という著書を出版されました。その中での上記のグラフです。皆さんこのグラフを見てどう感じるでしょうか？

「このまま会社員として働き続けて、本当に人生は変わるのだろうか？」
そう感じている30代男性は少なくありません。日々の仕事に追われながらも、漠然と将来の不安が頭をよぎる瞬間。特にお金の問題は避けて通れません。

実際、老後における資産の差は大きく開いています。60代の金融資産の保有状況を見ても、ほとんど資産を持たない人と、数千万円以上を保有している人とで二極化しています。この差は、若いうちから資産形成を意識した人とそうでない人の違いから生まれます。

だからこそ、「人生変えたい30代」がまず取り組むべきテーマが 資産形成 なのです。

元銀行であり、現役のFP（ファイナンシャルプランナー）が解説していきます。

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図表から読み解く現実 ― 老後資産の二極化

ある調査によると、60代の金融資産は以下のように二極化しています。

つまり、老後に「余裕ある生活」を送れるかどうかは、現役世代の資産形成にかかっているのです。

30代のうちに資産形成をスタートすれば、40代・50代で複利効果が働き、60代で安心した生活を迎えることができます。逆に、準備を怠れば老後に資産ゼロに近い状態で不安を抱え続けるリスクも。

「人生変えたい30代」にとって、将来の二極化をどう乗り越えるかがカギになります。

30代会社員男性の多くは、以下のような状況にあります。

実際、金融庁の報告書で話題になった「老後2000万円問題」もあり、年金だけでは生活は厳しいのが現実です。だからこそ「人生変えたい30代」は、今から行動を起こす必要があります。

資産形成の手段には様々なものがあります。

特に不動産投資は、30代から始めることで長期にわたり安定的なキャッシュフローを生み出せるのが魅力です。

不動産投資は単なる資産運用ではなく、「人生を変える手段」になり得ます。

その理由は以下の通りです。

銀行融資を活用できる
　株式や投資信託は自分のお金で投資するのが基本ですが、不動産は融資を使えるため「レバレッジ」を効かせられます。会社員という安定収入がある30代は、ローン審査にも通りやすい立場です。
安定した家賃収入
　入居者がいる限り、毎月のキャッシュフローが生まれます。副業が時間に縛られるのに対し、不動産は「仕組み化された収入」を得られるのが特徴です。
インフレ対策になる
　物価が上がれば賃料も上がる傾向にあり、現金だけを持つよりも資産価値を守りやすい。
老後資産として残る
　ローン完済後は無借金の物件が手元に残り、老後の安定した収入源になる。

「人生変えたい30代」にとって、不動産投資は会社員としての収入だけに依存しない「もう一つの柱」を築く方法なのです。

リスクを恐れるあまり行動できない人も多いですが、正しい知識と戦略で運用すればリスクはコントロール可能です。

不動産投資を成功させるためには、以下の点を意識しましょう。

立地重視
　駅近、人口が増えているエリア、大学や病院の周辺など、賃貸需要の高い場所を選ぶ。特に大阪市内が注目。IR、金経済特区、建築基準法の緩和等の動きがあるため。
小さく始める
　最初から大規模物件に手を出さず、ワンルーム等で経験を積む。
管理会社に任せる
　入居者対応や修繕管理を任せられる会社を選ぶことで、手間を最小限にできる。
利回りを追い求めない
　利回りが高すぎる物件は「事業者」が扱うもの。現在は、５％前後が目安。
出口戦略を持つ
　売却益を狙うのか、老後まで保有するのか、最初に方針を決めておく。