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「なぜかお金が貯まらない…」はコンビニが原因?~貯まる人との違いと改善策

独身男性
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「毎月なぜかお金が残らない…」
独身女性
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「気づけば、いつも買うつもりのモノを買ってる…」

そんな悩みを抱えていませんか?
実はその原因、身近に利用するコンビニ習慣に潜んでいるかもしれないです。
何気なく立ち寄っているコンビニが、実は貯金できない生活パターンを作り出しているのです。
この記事を読むことで、以下の3つが分かるように解説しました。

1. コンビニが「お金が貯まらない原因」になる仕組み
2. 貯まらない人に共通する習慣と心理パターン
3. コンビニ習慣を断ち切り、貯金体質へ変える実践策

筆者は、独立系ファイナンシャルプランナーとして、これまで100件以上のお金の相談を行ってきました。

したがって、リアルな事例と数字をもとに、分かりやすく解説します。
この記事を読んだら、「コンビニが浪費の温床」という真実に気づき、今すぐに実行できる改善策を持ち帰れるはずです。

今日から小さな習慣を変えるだけで、未来の貯金残高は大きく変わりますので、しっかり読んでくださいね。

コンビニ習慣とお金が貯まらない関係

まずは、コンビニを利用することとお金が貯まらない状況との関連性について解説します。

なぜコンビニは「節約の敵」と言われるのか

コンビニは便利さを提供してくれる一方で、家計にとっては出費がかさむ原因になりやすい場所です。

最大の理由は「利便性のコスト」にあります。

24時間営業や駅近・住宅街への密集出店といった便利さの裏側で、人件費や物流コストが上乗せされており、同じ商品でも割高な価格が設定されがちなのです。

日常的に購入するものほど差が積み重なり、知らぬ間に家計を圧迫。
毎日150円のペットボトル飲料を1本購入すると・・・
 1か月で約4,500円
 1年で5万円を超える支出に。

もしスーパーやドラッグストアで100円前後の同商品を買えば、年間で2万円以上の差が生まれる計算です。

つまり、コンビニを利用する回数が増えるほど、利便性の代償として支出も雪だるま式に膨らんでいくのです。

スーパーとの価格差と割高さの実態

コンビニが割高だといわれる根拠は、日常必需品の価格に顕著に表れます。
スーパーと比べると数十円から100円以上の差が出ることも珍しくありません。

【代表的な価格差の例(一般的な相場)】
・卵(10個入り):スーパー 220円前後 / コンビニ 320円前後
・食パン(6枚切り):スーパー 150円前後 / コンビニ 210円前後

農林水産省や業界団体の調査でも、コンビニは少量仕入れで特売を行わないため、常に高止まりした価格になりやすいと指摘されています。

例えば週2回コンビニで卵と牛乳を購入した場合、差額は以下のようになります。

・卵:差額100円 × 週2回 = 月800円
・食パン:差額60円 × 週2回 = 月480円
    合計:月1,280円、年間15,360円

この金額は一見小さいように思えても、積み重なれば旅行や大きな買い物に充てられる額になります。

結局のところ、コンビニで「ついでに必需品を買う」行動が習慣化すると、気づかぬうちに大きな金銭的ロスにつながるのです。

ついで買い・新商品・限定商品に弱い心理

コンビニは価格だけでなく、人間の心理を刺激して「つい買わせる仕組み」が巧妙に組み込まれています。

特に影響が大きいのが以下の3つの心理です。

・ついで買いの心理:「せっかく寄ったから何か買おう」と思ってしまう
・新商品への好奇心:「試してみたい」という衝動で購入してしまう
・限定品の希少性   :「今だけ」と思うと買わずにいられない心理

日本フランチャイズチェーン協会の発表によれば、コンビニ業界では年間数千点の新商品が投入されています。

常に新しい商品が並ぶことで、消費者は「買わないと損」と感じてしまうのです。

週に3回新作スイーツ(1個300円)を買った場合

1か月で3,600円 (300円×12回)
1年で4万3200円(3600円×12か月。


本人にとっては「ちょっとしたご褒美」のつもりでも、長期的には大きな支出に化けてしまいます。

コンビニは単なる物販の場ではなく、消費者の衝動や欲望を刺激して

「予定外の出費」を積み重ねさせる仕組みを持っている。

お金が貯まらない人の共通習慣

では、コンビニでの買い物が習慣となっている人にはどのような特徴があるのでしょうか?

コンビニ通いが日常化している

お金が貯まらない人の大きな共通点のひとつが「毎日のようにコンビニに立ち寄る」習慣です。


コンビニは便利ですが、スーパーやドラッグストアより価格が高めに設定されているため、毎日利用すると家計を圧迫します。

総務省「家計調査」(2023年)によると、
単身世帯の食料支出のうち外食や中食(コンビニ弁当や惣菜)が占める割合は年々増加傾向にある。

これは「手軽だから」と利用する頻度が高まり支出が膨らんでいることを裏付けています。

例えば、毎日500円の弁当を買うと月1万5,000円、1年で18万円が必要ですが、
スーパーで材料を買って自炊すれば半分以下に抑えられるケースも多く、この差は無視できません。

結論として、コンビニ通いの習慣化は「便利さの代償」として大きな支出を招く原因になります。

「ご褒美消費」で無駄遣いを正当化してしまう

お金が貯まらない人は「今日は頑張ったからご褒美」といった理由で自分に小さな贅沢を許す傾向があります。

この行動は心理学的に「セルフライセンシング効果」と呼ばれ、自分を正当化して出費が増える原因になる。

内閣府の消費動向調査でも、若年層ほど「ご褒美消費」による支出割合が高いことが指摘されています。

コンビニの新商品スイーツや限定ドリンクは、その心理を突いた代表例です。

例えば、毎週2回コンビニスイーツ(1個300円)を買うと、月2,400円、年間で3万円近い出費になります。
本人は「ちょっとした楽しみ」と考えていても、長期的には貯金を減らす要因となるのです。

コンビニで買うと危険なもの

コンビニで買うと危険な物もあります(笑)

卵や牛乳など日常必需品

卵や牛乳といった毎日使う食品は、コンビニで買うと大きな差が出やすい商品です。

理由はスーパーやドラッグストアが大量仕入れで安く提供できるのに対し、コンビニは少量仕入れで仕入れコストが高いのは、解説した通りです。

新商品のお菓子・スイーツ

コンビニの魅力のひとつは、次々と登場する新商品スイーツやお菓子です。しかし、これこそが「お金が貯まらない」原因になります。

日本フランチャイズチェーン協会によると、コンビニでは毎年数千点もの新商品が投入されている。

消費者は「試してみたい」という気持ちになりやすく、つい買ってしまう傾向が強まります。

例えば、新作スイーツ(1個300円)を週2回買うと、1か月で約2,400円、年間で3万円近い出費になります。「ちょっとしたご褒美」のつもりでも、長期的には大きな支出です。

コラボや限定商品

「数量限定」「今だけ」という言葉に弱いのも人の心理です。

心理学的に「FOMO(英: fear of missing out、フォーモ、機会損失への恐怖)」と呼ばれ、限定商品を見ると冷静に判断できなくなる傾向がある。

コンビニは有名キャラクターやブランドとのコラボ商品を積極的に販売していますよね?

「今買わないともう手に入らないかも」と思い込み、必要のないものまで購入してしまうのです。

FOMOを感じて、期間限定ドリンクや地域限定のお菓子を毎月3回(1回300円程度)購入すると・・・

月900円の出費、1年間だと1万800円の出費に。

限定商品は、魅力的に見えるからこそ、逆に注意が必要ですね。

複数買いで「お得」と錯覚する商品

「2個買うと20円引き」「3つで○円」などのセット販売は一見お得ですが、実は無駄遣いにつながりやすい仕組みです。

日本消費者協会の調査でも「値引きやまとめ買いの表示があると、本来必要ない商品まで購入してしまう」という人が多いことが判明している。

例えば、おにぎりを1つで十分なのに「2個でお得」に釣られて購入すれば、結果的に食べすぎや廃棄につながります。

年間に換算すれば数千円から数万円の差になり、節約どころか浪費を助長する要因になります。

無駄遣いだけではなく、食べすぎによる健康の悪化や、環境への悪影響にもなる!

実際にどれくらい損をしているのか

月に数万円単位での出費増

コンビニ習慣は、気づかないうちに毎月の出費を大きく膨らませます。

1回あたりの金額は数百円でも、それが積み重なることで月に数万円の差になることがあります。

【例:1日の出費】
・ペットボトル飲料(150円)
・菓子パン(150円)
・スイーツ(300円)
・コーヒー(150円)
            合計:750円

これを毎日続けると、月約22,500円

スーパーや自宅で用意すれば半額以下に抑えられるため、差額は1か月で1万円以上になる。

総務省「家計調査」でも、単身世帯の食費のうち外食・中食(コンビニ弁当など)が占める割合が増えていると指摘されています。

日常的なコンビニ利用が「見えない赤字」を作り出している。

年間では老後資金に直結する差になる

月の数万円という出費は、年間で見るとさらに大きなインパクトになります。
例えば、毎月1万5,000円をコンビニに使っている場合、年間で18万円。これを30年間続けると540万円になります。

しかも、そのお金を投資に回して年利3%で運用できたとすれば、30年後には約850万円にもなる計算です。
金融庁が2019年に発表した「老後2000万円問題」では、老後の生活費は年金だけでは不足する可能性が高いとされています。

つまり、日常の「小さな浪費」を減らして積立や投資に回すことが、そのまま将来の資産形成に直結するのです。

口コミ・事例に見る「赤字の実態」

実際にコンビニ習慣で赤字を感じている人の声は少なくありません。

「気づいたら毎月の食費が7万円を超えていた。ほとんどコンビニで済ませていたのが原因だった」(30代男性・単身世帯)
「毎日のコーヒーとお菓子で月2万円以上。計算して驚き、ようやく節約を始めた」(20代女性・社会人)
「子どものお菓子をつい買ってしまい、家計簿を見たら年間10万円以上が消えていた」(40代主婦)

日本消費者協会の調査でも、「コンビニでの予定外の購入」が家計を圧迫する要因として多くの人に挙げられている。

このような口コミや実例は、コンビニ利用の習慣化がいかに赤字につながりやすいかを示しています。

お金が貯まる人との違い

支出を「見える化」している

お金が貯まる人は、まず自分のお金の使い方を把握しています。

支出を「見える化」することで、どこに無駄があるのかを冷静に判断できるのです。

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」でも、家計簿やアプリを利用して収支を管理している人ほど、貯蓄額が多い傾向が明らかになっている。

数字として可視化することで「本当に必要な支出か」を考える習慣が身につき、自然と節約につながります。

支出の見える化は、無駄遣いを減らす第一歩。
貯蓄体質になるための基本習慣。

価値基準を明確にしている

お金が貯まる人は「何にお金を使うか」という基準を持っています。

つまり、消費・浪費・投資の区別をはっきりさせ、自分にとって本当に価値があるものに優先してお金を使うのです。
消費者庁の調査でも「お金の使い道に優先順位をつけている人ほど貯蓄率が高い」という結果が出ています。

例えば、同じ3,000円でも
・Aさん:コンビニの衝動買いで消費
・Bさん:資格取得のための参考書に投資

この違いは、数年後に大きな差となって表れます。Bさんは収入アップにつながる可能性が高く、結果としてさらにお金を増やせるのです。

結論として、価値基準を明確に持つことで、将来を豊かにする使い方ができるようになります。

貯蓄を仕組み化している

お金が貯まる人の最大の特徴は「貯金が習慣化されている」ことです。

収入が増えたから貯めるのではなく、先に貯めて残りで生活する仕組みを持っています。
金融庁の「つみたてNISA」や厚生労働省が推奨する「財形貯蓄制度」など、公的にも自動で積み立てる仕組みが広がっており、多くの人が実践しています。

実例として…
毎月2万円を自動積立すると、1年で24万円10年で240万円
年利3%運用できれば、10年後には約280万円になります!


「残ったら貯金」ではなく「先に強制的に貯める」ことが、確実に資産を築くカギです。

コンビニ習慣を断ち切る方法

ドラッグストアやスーパーに切り替える

コンビニは便利ですが、価格はどうしても割高になりがちです。

そのため、できるだけドラッグストアやスーパーに切り替えることが効果的です。

週に数回の買い物をスーパーに変えるだけで、年間数万円の節約につながります。生活必需品こそ「安く買う習慣」をつけることが重要です。

「行かない仕組み」をつくる

節約の第一歩は「無意識に寄ってしまう習慣」をやめることです。

コンビニに行かない工夫をすれば、無駄遣いを大きく減らせます。

例えば
・会社や学校へ行く前に水筒を持参する
・お菓子や軽食はあらかじめまとめ買いしておく
・お金を持ち歩かずキャッシュレス決済の利用先を限定する

こうした「行かない仕組み」をつくることで、寄り道そのものを防ぎ、衝動買いを断ち切れます。

脳内ホルモンを利用して「貯金脳」を育てる

人は「買い物をしたとき」だけでなく「貯金できたとき」にも快感を得られます。
これは脳内で分泌されるドーパミンによるものです。

金融広報中央委員会の調査でも、
「積立貯蓄をしている人の方が将来への安心感が高い」
と報告されています。


つまり、お金を貯める行為そのものが自己満足や安心感を生み出すのです。

具体的には、
貯金額が見えるアプリを活用する
・「貯金できたら○○をする」と小さなご褒美を設定する
・500円玉貯金やつみたてNISAなど、視覚的に成果が見える方法を使う

こうした工夫を続けることで、「買うよりも貯める方が気持ちいい」という状態になりやすくなります。

ストレス解消法を別で用意する

コンビニ習慣がやめられない大きな理由のひとつが「ストレス解消」です。
疲れたときに甘いスイーツや新商品を買うことで一時的に気分が上がるため、習慣化しやすいのです。


しかし、それは財布にとって大きな負担になります。


代わりに「お金のかからないストレス解消法」を見つけることが重要です。

例えば、
散歩や軽い運動をする
お風呂で音楽やポッドキャストを楽しむ
・図書館で本を読む
趣味に没頭する

こうした方法なら、ストレスを解消しながら余計な出費を防げます。

注意すべき落とし穴

小さな金額差が積み重なる恐怖

コンビニでの買い物は、一度に支払う金額が数百円程度のため「たいしたことはない」と思いがちです。


しかし、この小さな差が積み重なると大きな損失になります。

総務省「家計調査」によると…
単身世帯の食費に占める外食や中食(弁当・惣菜)の割合は年々増加。
無意識の支出が家計を圧迫している実態が見られる。

例えば、毎日コンビニを利用して朝食のコーヒーとパンを購入すると、

【例:毎日のコンビニ利用】
・コーヒー(150円)+パン(150円)=1回300円
・月20日利用=6,000円
・年間=7万2,000円


もの、出費となります!

わずか300円でも、年間では旅行1回分や投資の元手になる金額に膨らみます。
結論として、少額だからこそ油断しやすく、積み重なったときのインパクトは大きいのです。

割高商品に気づかず習慣化するリスク

コンビニの商品はスーパーより高いことが多いですが、その事実を意識せずに「当たり前」として買い続けるのが危険です。

出費に気づかないまま習慣化すると、
無駄な支出を「当然のコスト」と思い込み、
節約意識を持てなくなる!

「今だけ・限定」に惑わされる心理

コンビニが巧みに利用しているのが「限定商品」や「今だけ」という言葉です。これは心理学で「FOMO(機会損失への恐怖)」と呼ばれ、人が「逃したくない」と思う気持ちを刺激します。

日本フランチャイズチェーン協会によると、コンビニでは毎年数千点もの新商品が発売。
多くは短期間で入れ替わりので、消費者は「試さなきゃ損」と感じてしまう傾向にある。

たとえば、週2回、限定スイーツ(1個300円)を購入すると…

月2,400円(300円×2回/週×4週)、年間2万8,800円(2,400円×12か月)の支出。
一見小さな出費ですが、「限定」という言葉に反応し続けると、無意識にお金が減っていく!

結論として、必要かどうかではなく「今しかない」という心理に支配されるのが最大の落とし穴なのです。

まとめ

コンビニは便利さの裏で「お金が貯まらない習慣」を生みやすい場所だと言えます。


毎日の小さな出費が積み重なれば、数万円単位で家計を圧迫し、老後資金にも影響します。
逆に、習慣を少し変えるだけで、着実に貯金体質へ近づます。

今こそ自分の行動を見直し、「お金が貯まる人」への第一歩を踏み出しましょう。

お金が貯まらない要点をもう一度ご紹介!

1. コンビニは価格が割高
2. ついで買いで支出が増加
3. 習慣化すると浪費に直結
4. ご褒美消費が自己正当化

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ABOUT ME
FPみやむら
「資産形成は富裕層だけの特権ではない」と信じています。 ごく普通の会社員でも、正しい知識と行動で1億円の資産形成は実現可能。 私自身、会社員として働きながらその方法を実践し、再現性のあるノウハウを蓄積してきました。 この経験をもとに、あなたにも「会社員だからこそできる資産形成」のステップをお伝えしています。 「難しい」「自分には無理」と感じている方にこそ、一緒に次のステージへ進んでほしい。 さあ、未来を変える行動を始めましょう。