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【実例】共働き30代夫婦が3年で貯金1000万円達成した5つの方法

30代のうちに貯金1000万円なんて、本当に可能なの?」

そんな疑問を抱いている共働き夫婦の皆さん、安心してください。実際に3年間で貯金1000万円を達成した30代夫婦の実例をもとに、具体的な方法をお伝えします。

融広報中央委員会金の調査によると、30代で貯金1000万円以上を達成している夫婦は全体のわずか8.7%。つまり、10組に1組以下という狭き門です。しかし、正しい方法と継続力があれば、決して不可能ではありません。

今回は、年収600万円の共働き夫婦が実際に行った貯金術を、業界歴25年以上、累計2000世帯以上の相談を受けていた私の経験やFPの視点から分析してご紹介します。

共働き30代夫婦の貯金事情と現実

まず、現実を把握しましょう。厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、30代夫婦の平均貯蓄額は約529万円です。しかし、これは平均値であり、実際には貯金格差が大きく存在します。

30代夫婦の平均貯金額は?

30代夫婦の貯金分布 ・100万円未満:22.5% ・100~300万円:28.1% ・300~500万円:15.7% ・500~1000万円:21.2% ・1000万円以上:8.7%

この数字を見ると、1000万円達成は確かに難しいものの、約5組に1組の夫婦が500万円以上の貯金を持っていることがわかります。

共働きのメリットとデメリット

メリット ・世帯収入が高い ・リスク分散(どちらかが失業しても収入ゼロにならない) ・社会保険の恩恵を両方で受けられる

デメリット ・家事・育児の負担分担が課題 ・時間管理が困難 ・支出も増えやすい傾向。重要なのは、共働きの収入メリットを活かしながら、支出をコントロールすることです。

実例:田中夫妻(仮名)の成功ストーリー

基本情報

:32歳、会社員、年収350万円 ・:30歳、事務職、年収250万円 ・世帯年収:600万円 ・子供:なし(計画中) ・住居:賃貸マンション(家賃8万円) ・貯金開始時の残高:150万円 ・3年後の貯金額:1150万円

貯金達成までの軌跡

1年目:月15万円貯金 → 年間180万円 2年目:月18万円貯金 → 年間216万円 3年目:月20万円貯金 → 年間240万円 臨時収入:ボーナス余剰分、副収入など → 年間平均100万円

合計貯金増加額:1000万円達成!

5つの具体的な貯金方法

方法1:「先取り貯金」の徹底実行

田中夫妻が最初に取り組んだのは、給与が振り込まれた瞬間に貯金を別口座に移す「先取り貯金」でした。

具体的な設定 ・夫の給与口座から月12万円を自動振替 ・妻の給与口座から月3万円を自動振替 ・ボーナス時は手取りの70%を貯金

成功のポイント ・貯金用口座のキャッシュカードは作らない ・自動振替日を給与日の翌日に設定 ・残ったお金で生活する習慣を徹底

「先に貯金してしまえば、残った金額で自然と生活できるようになりました」と田中夫妻は語ります。

方法2:家計簿アプリで「見える化」

貯金を成功させるには、支出の把握が不可欠です。田中夫妻は家計簿アプリ「Money Forward ME」を活用しました。

活用方法 ・銀行口座、クレジットカードを全て連携 ・週1回、夫婦で支出をチェック ・月末に振り返りと翌月の目標設定

効果的だった支出削減項目

  1. 食費:外食を月4回から2回に削減(月2万円削減)
  2. 通信費:格安SIMに変更(月8,000円削減)
  3. 保険料:不要な保険を見直し(月15,000円削減)
  4. サブスクリプション:使わないサービスを解約(月3,000円削減)

方法3:副収入の確保

共働きでも、さらなる収入源を確保することで貯金ペースを加速させました。

夫の副収入(月3-5万円) ・ブログアフィリエイト ・週末のWebライティング ・スキルマーケットでの案件受注

妻の副収入(月2-3万円) ・ハンドメイド作品のオンライン販売 ・フリマアプリでの不用品販売 ・ポイントサイトの活用

副収入のルール ・副収入は100%貯金に回す ・本業に影響を与えない範囲で実施 ・年間20万円以下に調整(確定申告不要)

方法4:「ボーナス貯金70%ルール」

ボーナスは生活費に組み込まず、貯金の加速装置として活用しました。

ボーナス活用法 ・手取りの70%:貯金 ・手取りの20%:自己投資・旅行など ・手取りの10%:プチ贅沢

年間ボーナス貯金額 ・1年目:夏50万円、冬50万円 ・2年目:夏60万円、冬60万円 ・3年目:夏70万円、冬70万円

この方法により、年間100万円以上のボーナス貯金を実現しました。

方法5:「投資貯金」で資産を増やす

ただ貯金するだけでなく、一部を投資に回すことで資産を増やしました。

投資方針 ・月5万円をつみたてNISAで投資 ・投資先:全世界株式インデックスファンド ・3年間の平均利回り:年7%

投資成果 ・投資元本:180万円(月5万円×36ヶ月) ・運用益:約40万円 ・投資総額:約220万円

「貯金だけでなく、お金にも働いてもらうことで効率よく資産を増やせました」

1000万円達成後の注意点とNext Step

貯金1000万円のリスクと対策

1000万円を達成した田中夫妻ですが、新たな課題も見えてきました。

リスク1:ペイオフ対象額の超過 ・1つの銀行で1000万円を超えると、万が一の際に保護されない ・対策:複数の銀行に分散して預金
リスク2:インフレリスク ・現金だけではインフレに対応できない ・対策:投資比率を30%まで増やす計画
リスク3:目標喪失 ・1000万円達成後の目標を見失う危険性 ・対策:次の目標を設定(マイホーム購入、2000万円など)

次のステップ:資産形成の多様化

1000万円を達成した田中夫妻の次の計画をご紹介します。

5年後の目標:資産2500万円 ・現金・預金:1500万円 ・投資商品:800万円 ・不動産投資:200万円

具体的な計画

  1. つみたてNISA満額活用:年間80万円(夫婦合計)
  2. iDeCo加入:年間28.8万円(夫のみ)
  3. 不動産投資検討:区分マンション投資
  4. 保険の見直し:保険を活用した資産形成

まとめ:共働き30代が1000万円を達成するための重要ポイント

田中夫妻の実例から学べる成功要因をまとめます。

成功の5原則

  1. 先取り貯金で強制力を作る 自動振替で意志力に頼らない仕組み作り
  2. 支出の見える化と継続的な見直し 家計簿アプリで無駄遣いを徹底排除
  3. 収入源の多様化 本業以外の収入源を確保し、全額貯金
  4. ボーナスは生活費と切り離す ボーナス70%貯金ルールで大幅な資産増加
  5. 投資で資産を効率的に増やす つみたてNISAを活用した長期投資

失敗を避けるための注意点

無理な節約は続かない:極端な節約ではなく、継続可能な範囲で ・夫婦の意識合わせが重要:定期的な話し合いで目標を共有 ・緊急時資金は別途確保:生活費の6ヶ月分は手をつけない

今すぐ始められること
  1. 貯金目標の設定:具体的な金額と期限を決める
  2. 自動積立の開始:給与口座から自動振替設定
  3. 家計簿アプリのダウンロード:支出の把握から始める
  4. つみたてNISA口座の開設:投資の第一歩を踏み出す
  5. 保険の見直し検討:不要な保険がないかチェック

さいごに

共働き30代夫婦での貯金1000万円達成は、決して不可能な目標ではありません。重要なのは、正しい方法を知り、継続することです。

田中夫妻も最初は「本当にできるのかな?」と不安でした。しかし、一つひとつの方法を実践し、3年間継続した結果、目標を達成できました。

人生100年時代と言われる現在、30代での1000万円達成は、豊かな老後生活への重要な第一歩です。マイホーム購入、子供の教育費、老後資金など、これからの人生で必要になるお金は数千万円規模になります。

今回ご紹介した方法を参考に、あなたもぜひ1000万円達成に向けてスタートを切ってみてください。小さな一歩の積み重ねが、必ず大きな成果につながります。

起動ラボでは、あなたの人生再起動を全力でサポートします。

この記事があなたの資産形成の参考になれば幸いです。より詳しい資産形成相談や、個別の家計見直しについては、お気軽にお問い合わせください。

ABOUT ME
伊勢田里美
\あなたの人生に寄り添うファイナンシャルプランナー/ 保険業界・現FP業を通算25年以上。 これまでに2,000世帯以上のご相談実績があり。 教育資金・住宅ローン・老後資金・相続などの悩みに対し、 ライフプランを軸とした資産形成のサポートを行っています。 お金の不安を希望に変え、「自分らしい人生設計」ができるようアドバイスしています。